海外障害者施設訪問

社会福祉法人ベテスタでは海外の障害者施設訪問などの研修プログラムを実施しています。
現地のスタッフとの交流や施設視察などを通して、様々な国の福祉にふれることを目的としています。

異文化体験により、グローバルな視点が養われ、日本の福祉に対する現状認識と理解および今後の課題もさらに深まるはずです。
これからも積極的に海外研修・国際交流を行ってまいります。みなさんも一緒に海外研修に行きましょう!

フィリピン(セブ島)視察(2017年4月17日~18日)

セブ島

フィリピン セブ島

【訪問先】
① Missionaries of Charity GASA SA GUGMA
② Missionaries of the Poor (Elderly)
③ Missionaries of the Poor (Children)

【施設の様子】
2015年に訪問した施設の再訪問をしてきました。①Missionaries of Charity GASA SA GUGMAでは、日本人のシスターが在籍しており、ボランティアの受入れや現在のセブの福祉の現状など、李在一元施設長と実りのあるお話をすることができました。
また③のMissionaries of the Poor (Children)では、重度の障害をもった子供たちが暮らしており、厳しい環境の中においても、子供たちの助け合う姿が印象的でした。

【その他】
2年ぶりの施設訪問は何か懐かしい気持ちでいっぱいでした。各施設の利用者をはじめスタッフの皆さんの温かい出迎えには、いつも心が優しくなります。こういった施設で日本の職員が研修・ボランティア活動できたら素敵だなと思いました!

フィリピン(ボホール島)視察(2017年4月15日)

フィリピン ボホール島

【訪問先】
バビタの家

【施設の様子】
日本人の杉山明子さんが設立・運営しているNPO施設。6人の利用者さんと半自給自足の生活を共に行いながら、学習・運動・労働などを行なっていました。その暮らしぶりはとてもゆったりとしており、自然豊かなボホール島でのストレスフリーの生活は、健常者も障害者も人間らしく生きるという印象を強く感じました。今後もベテスタとバビタの家との様々な交流や研修プランの実践を約束しました。

【その他】
ボホール島はのどかな島で時間がゆっくり過ぎていく感じでした。のんびりと暮らすにはとても良いところです。人も優しく笑顔がとても素敵な島でした。ここでスタッフ研修や利用者との交流ができたらいいな~!!

ベトナム(ホーチミン)視察(2017年2月14日)

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ベトナム(ホーチミン)

ベトナム ホーチミン

【訪問先】
G-CoCoR 他1施設

【施設の様子】
G-CoCoRoは授産施設で以前は日本のNPO法人が協力しておりましたが、今は現地のスタッフのみで運営をされています。利用者さんの出迎えの挨拶やダンスの上手さには驚き!さらに利用者さんがスタッフの頬にKissをする姿は本当に信頼関係があるのだなと感銘を受けました。

【その他】
ホーチミンは急ピッチで開発が進んでいます。街に活気があり人々が本当に元気です!!

モントリオール研修(2016年9月6日~13日)

カナダ モントリオール

【訪問先】
・2016Gsef モントリオール(ソウル宣言の会)

【研修の内容(社会的経済国際フォーラム)】
・ステークホルダーのコラボレーションのための法的構造
・SSEのための地域の生態系の開発
・社会的包摂とアクセシビリティ
・ローカル購買
・SSEと社会サービス

上記について各国の代表者の報告を受けました。障害者中心の話ではなく、生活困窮者や性別差別、また国籍差別などで生活困窮が起きていることについて、主に各国の政府と事業団体が連携し取り組んでいることについて報告がされました。

韓国(ソウル)視察 (2016年7月16日~19日)

韓国 ソウル

【訪問先】
①印刷工場リトリック
②製菓工場もちプリンス
③社会的事業所支援センター
④リサイクルショップアルダンカフェ

【施設の様子】
①印刷工場リトリック
障害のある方と健常者の方が一緒に働いている工場。仕事は名の通り印刷の仕事であるが、仕事の受注は政府から独占委託として受けている。社員からの話としては、現政府は協力的であるため仕事が安定してあるが、政府が交代した場合は仕事が確保できるかどうかがわからない難点があるとのことでした。

②製菓工場もちプリンス
韓国は入学や受験など人生の節目や勝負事のときに、もちを食べる文化があります。もちプリンスは、名の通りもちの製造に特化して、障害のある方と障害のない方が協力し合ってもちの製造を行っていました。

③社会的事業所支援センター
韓国は若者の就業に力を入れており、センターには20代の若者が国から補助を受け、個々に企業を立ち上げ、事業を行っていました。視察時は耳の聞こえない方がパソコンで、耳の聞こえない方へのサポートや仕事を行うための仕組みを考え説明してくれました。とても活気のあるセンターでした。

④リサイクルショップアルダンカフェ
韓国はリサイクルの文化がないとのこと。アルダンカフェでは、古着屋、かばん、日用雑貨を集めオリジナル商品に加工し販売している店でした。また、日本でもおなじみの買い物をしたときに付属するポイントを寄付として募っていました。販売した売り上げとポイントは、貧困家庭に寄付して支えている事業を行っていました。

フィリピン(セブ島)視察 (2015年11月21日~25日)

セブ島

フィリピン セブ島

【訪問先】
① Missionaries of Charity GASA SA GUGMA
② Missionaries of the Poor (Elderly)
③ Missionaries of the Poor (Children)

【施設の様子】
①Missionaries of Charity GASA SA GUGMAでは、身体に弾丸が入ったままの利用者がベッドに伏せていました。現在は手術をする費用がなく、仕方なく寝たきり状態のこと。ここの施設には、路上困窮者が来ることもあれば、知的および身体障害者の方が多く暮らしていました。
③Missionaries of the Poor (Children)では、重度の障害を持った子供たちが暮らしていました。治安の悪い地域にもかかわらずヨーロッパから学生のボランティアも参加しており、施設の中の笑顔と施設の外の警戒感のギャップには少々戸惑ったところです。

いずれの施設も、政府からの援助がない中での障害者の方々やスタッフの生活は、私たちの想像力では計り知れないのかもしれません。その中でもスタッフの皆さんの活き活きした笑顔が最高でした!

【その他】
セブは貧富の差が激しく、滞在したホテルの周辺がスラム街。とても驚きましたが、朝にはスラム街を散歩しながら子供達が遊んでいる姿も見ることができ少しほっとした気持ちにもなったものです。日本での暮らしがいかに安全で安心なんだなぁ~と実感。